グルジアにて

 

アフター・アワーズ・セッションのコンサートの中に、「Duo*Duo!」というシリーズがあります。

これは、ヴァイオリンのメンバーのギオルギ・バブアゼさんとやっている、ヴァイオリンとピアノの二重奏シリーズです。

この夏、バブアゼさんの故郷グルジアでコンサートとCD録音をしてきました。

CDはモーツァルト、シューベルト、ベートーヴェン、グリークのソナタです。

リリースは来年春になる予定ですが、日本での発売はあるのでしょうか。

写真は、大ホールでの録音中の様子です。 譜めくりはゴギさんのお母様。

グルジアの首都、トビリシの街のあちこちに、コンサートのポスターが貼られていました。

コンサートにはテレビ局が2つ取材に来ていて、インタビューもされました。

私もお話しましたが、通訳はもちろんゴギさん。

翌朝のニュースにも出てたらしいのですが、見そこないました・・

でも、絵の蚤の市を見に行ったら、「テレビに出てた日本のピアニストだ!」と言って、自作の絵をプレゼントしてもらいました!

グルジアは、お料理がとてもおいしくてついつい食べ過ぎてしまいます。

ただ、コリアンダーの苦手な人には、ちょっと辛いかも。

サラダにもお料理にも、コリアンダーがどっさり使われています!

 

では、おいしいお料理の数々を・・

世界遺産のムツヘタと言う所にも行きました。

紀元前3世紀から紀元5世紀まで、イベリア王国の首都として栄えましたが、ワフタング1世という王様が5世紀になってトビリシに遷都したそうです。

グルジアは、337年にはもうキリスト教が国教化されていた、正教の国です。

 

*写真は左から、クラ川とアラグヴィ川の交わるところにあるムツヘタの街。

*ムツヘタを見下ろす対岸の丘にあるジヴァリ修道院。

*ムツヘタの街にある、スヴェティツホヴェリ教会の内部。

 

 

では、最後にグルジアの首都、トビリシの色々な写真を載せておきます。

東洋と西洋のちょうど真ん中に位置しているので、色々な文化が入り混じっています。

 

長い歴史の中で、モンゴル、トルコやソビエトなどの侵略を受けて、辛い歴史を歩んできた街です。

 

*左上から、まるで「何でも屋さん」のような、雑然とした食料品店

*町の下から姿を現した紀元前の遺跡

*グルジアの田舎では時々見かける、アジア風水洗お手洗い

 

*ソ連時代の集合住宅

*ソ連時代は行進なども行われたであろう自由広場

*少しずつ昔の姿を取り戻していく街並み

 

*ぶどうの果汁を胡桃にからめた保存用のお菓子がぶら下がっている果物屋さん

*おしゃれなカフェが並んでいる通り

*トビリシの街で一番古いメテキ教会